大学日本一を決める全日本大学女子ソフトボール選手権大会が来年から5年間、安城市で開かれることになった。関係者が30日、市役所で開催に関する覚書を締結した。
大会は毎年、全国9地区で順番に開かれているが、決まった開催地を「聖地化」することで、選手たちの意欲や技術の向上を図ることにした。
安城市の総合運動公園にはソフトボール場が2施設あり、うち一つは内外野を含めた観客席を2500人ほどに増やす改修工事をしている。さらに3面が使える野球場もある。こうした施設面や、交通の便の良さや宿泊施設が多いことが決め手となって選ばれた。
30日は大会を主催する全日本大学ソフトボール連盟の中野元会長代行=写真㊥、市ソフトボール協会の田川勝彦会長=同㊧、神谷学市長=同㊨=が覚書に署名した。神谷学市長は「選ばれて光栄」と支援を約束した。中野会長代行は「高校野球の甲子園のような聖地にしたい。子どもたちにいいプレーを見てもらうことで裾野も広がってほしい」と話した。
5年間の開催を基にその後の開催地を決める。大会は毎年8月下旬~9月上旬に開かれ、全国32チームが集まる(重村敦)
(中日新聞2018年1月31日朝刊より 許諾番号20180207-20619)